はじめにリンク集手帳小さな工夫日々の着想理系の英語


2005年05月10日

64冊め:A Technique for Producing Ideas

s-050510h.jpg

J. W. Young,
A Technique for Producing Ideas,
McGraw-Hill, 2003, 48 pages,
ISBN 0-07-141094-5
(日本語訳も出ている。「アイデアのつくり方」)

読もうと思った理由

・他のサイトで推薦されていた。
・広告業界のアイディアの作り方は?

予習1分、PR1分、復習なし(うっかり忘れて読み始めた)、
SR&D&MM 50分、
合計55分

050510m.gif
内容メモと感想

・1965年に書かれた本がロングセラーに
  なっている。

・広告のアイディアの生み出し方の本だが、
  あらゆる分野で使えそう。

・パレートというと、80:20の法則しか知らなかったが、
  この本の引用によると社会学者として、
  いろいろな研究をしているらしい。
  機会があれば、パレートの本も読んでみたい。

・アイディアの作り方は簡単に説明できるが、
  実行できる人は少ないらしい。
  そういえば、本屋にビジネス書がたくさん積んであり、
  よく売れている。
  もし書いてあることを読者が全部実行できるなら、
  ビジネス書がすぐ売れなくなるはずである。

・アイディアを集める時の2つの原則は、
  アイディアは既存の要素の組み合わせである点と、
  関連性を見つける能力が必要な点である。

・第1段階で材料を集め、第2段階で材料をよく咀嚼、
 第3段階では放置し、第4段階でアイディアが出てきて、
 第5段階で実行する

・第1段階で材料を集める時は、顧客や製品情報など
  その仕事固有の情報以外に、
  普段から一般的な情報を集めておく必要がある。
  多くの分野に興味を持つことによって、 
  自分の仕事にも生かすことができる。

  PRerは自分の仕事関係の本以外もたくさん読むので、
  この第1段階に有利であろう。

・一般的な分野の例としては、社会科学を勉強すると広告に使える点、
  著者がたまたまNew Mexicoに住んで、
  スペイン系アメリカ人の歴史や文化、工芸品に興味を持ち、
  広告に使ったりビジネスをした例があがっている。
  興味を持ったことは、いろいろと使えるようだ。

・第3段階で放置して、無意識に仕事させる、というのは、
  PRで5分以上(できれば1晩)あけてから、
  SR&Dする点と似ている。
  この本では、シャーロックホームズがコンサートに行った例が
  書いてあった。

  確かにコンサートで音楽を聴いていると、
  曲目とは関係のない考えが次々と浮かんでくる。
  しかし、あらかじめ材料の仕込み、よく考えることをやってないと、
  思考は発散して、どうでもいいことを考えてしまう。
  コンサートを有意義に?使うためにも、準備が必要である。

・第3段階で出ている例は、コンサート以外に、よく寝る、
  演劇や映画鑑賞、詩や探偵小説を読む、など、
  想像力や感情を使うことである。
  いわゆる右脳を刺激している。
  この段階では左脳優位な作業、
    例えば計算などはやらない方がいいのだろう。
   (というか、第2段階で考え抜いて、左脳は疲れているので、
    左脳はお休みして右脳に仕事させた方がいいのだろう。)

・浮かんだアイディアの記録が大事だと書いてある。
  本ではカードを使うように書いてあるが、
  MMとか、手帳でもいいかもしれない。

・お勧めの本。
posted by ティー at 22:13 | Comment(4) | TrackBack(0) | 本(1-300)
この記事へのコメント
ティー様

読書のblogというアイデアも内容も共感がもてます。研究に必要でしたので、特にこの一年本を読みあさりました。手帳関連、知的生産、ブザン、思考関連、脳関連などですが今は養老猛司著「唯脳論」の三回目読書中です。

左脳、右脳は便宜上の言葉で現実には絶対的な確証はないようです。私は論理脳は計算機的な脳の作用で検証用、感覚脳は量子コンピュータで超高速判断や想像などをすると、勝手に決めつけています。どちらも大切だから、備わっているのでしょうが、研究のかたわら「ふせん」にキーワード的なメモをランダムに書くという作業を続けている間に、特にメモ整理を几帳面にしたわけでもないのに、朝起きた時に考えがまとまってる、いいアイデアがでるという体験をしています。今は特に問題とにらめっこしなくても、自分の頭が明日はどんないいアイデアをだしてくれるかなあ、と楽しみにして床につくようになっています。

多分、ご紹介されておられる第一段階から第四段階までのことを知らない間に体験してしまっているようです。

本だけでなく新聞・雑誌からもかなりのキーワードを「ふせん」に書いてノートに貼り付けてます。一年の間に7冊になりました。頭の中に新しい思考回路ができて進化を続けてる感じです。

長くなりますので、続きはまた次回にします。

このbloghはとても大切な意義をもっています。
がんばって続けてください。

Posted by ラボメ2 at 2005年05月07日 21:10
ラボメ2さん、コメントをありがとうございます。

ふせんを思考に役立ててられるようですね。
1年でノート7冊はすごいですね。

私は気になった新聞記事や雑誌は切り抜いてあるのですが、全てダンボール箱に放り込んであります。

しばらくたってから、上から(新しいものから)見て行き、いらない物はどんどん捨てていき、残った物をファイルしたりしてます。

時には、部屋の壁のボードに、気になる記事をはりつけたりしてます。今はりつけてあるのは、「地道な作業ほど称賛を」という見出しの記事です。

でもちゃんとノートにした方がいいかもしれませんね。

では。
Posted by ティー at 2005年05月07日 21:26
早速のリンクありがとうございます。
こちらもリンクさせて頂きました。
ティーさんのまめな更新励みにしております。

私も新聞を切り抜いたりしていますが、2度目にみるのは掃除時に捨てるときだけだったりします。
現在棚に貼っているのは、「きれいの敵はまあいいか」です。ちょっと掃除するようになりました。
Posted by 飲茶 at 2005年05月07日 23:42
飲茶さん、リンクをありがとうございます。
時々見に行きますね。

部屋をきれいにする系の記事をはるのも、いい考えですね。
毎日見ると実行できるようです。
私も他にもいろいろ貼ってみようと思います。
では。
Posted by ティー at 2005年05月08日 13:13
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/3484073

この記事へのトラックバック