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2007年02月19日

714.Princess Masako

s-070219h.jpgBen Hills,
Princess Masako,
Penguin Group
2006, 304 pages.
ISBN 1-58542-568-0

読もうと思った理由
・翻訳が発行中止になったそうなので、
 どんな本かと思って。

普通読みで3時間くらい。

内容のメモと感想

・皇太子妃雅子様に関する本。
 多くの人にインタビューをしている。

・雅子様のハーバード大経済学部での卒業論文や、
 皇太子様のオックスフォードでの
 学位論文の原文に当たっている。
 皇太子様の学位論文は、結論がはっきりしないらしい。
 雅子様の卒論は、日米の貿易不均衡は、
 日本の関税のせいではなくて、
 オイルショックのため、という結論らしい。
 
 また、雅子様が外部省に入ってから留学した
 イギリスでは学位をとらなかった。
 既に皇室に入る可能性があったので、
 議論が起こるような内容はまずいと
 判断したのかも、ということだ。

・ハーバードでの知人が、
 雅子様のことを、
 「将来、大学の先生になるようなタイプ」と
 評したようだ。
 確かに、皇室よりも向いてそうだと思った。

・皇太子妃候補として名前が上がると、
 他の女性は次々と結婚したりして、
 皇室に入るのを逃れようとした。
 皇室では自由が失われるので、当然の行動である。

 雅子様は元々結婚に興味がなかったので、
 何もせず、対策が遅れたようだ。

 父親は最初は結婚に反対していたが、
 外務省の先輩から説得されて、
 「反対しない。娘に任せる」意見に変更した。

・外務省は女性が働きやすい場所では
 なかったようだ。夜中まで働くのが標準らしい。
 雅子様が就職前に話を聞きに行った先輩の女性も、
 今では外務省をやめて、アメリカで仕事をしている。

・結婚の決め手の1つは、皇太子様が
 「皇室の一員として外交をすればよい」
 と言われた点のようだ。
 しかし皇太子妃にそんな役割は期待されてない。

 普通の就職で言えば、募集要項と現実が違っていた、
 あるいは、事前の調査が不十分、
 ということになる。
 普通なら、転職する、という手があるが、
 皇室は転職不可能らしい。
 一度入ったら出れないのは、不自由だと思った。

・宮内庁の様子はよく知らなかったが、
 大変そうな場所である。

・外国人でないと書けない本だと思った。
 いろいろな視点がわかって、おもしろい。
タグ:Ben Hills
posted by ティー at 21:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本(601-900)
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。

この本の原書を読まれたということ、
そしてコメントが、ティーさんらしいと
思いました。

その一方で、
結婚後に、宮内庁というものは、皇太子妃と
いうものは、という議論をされても、後戻り
できない方にとっても、まわり(日本国民を
含む)にとっても、つらいだけだと思います。

現状を知った上で、どういう視点をもてば
良いのか、どうすれば幸せになれるのか、
というところに言及されていないのであれば、
話題になっている本なだけに、とても残念だと
思いました。
Posted by スカイブルー at 2007年02月24日 00:52
スカイブルーさん、ありがとうございます。

確かに問題提起と分析が中心ですね。

でも問題を理解しないと解決策は出て来ないと
思うので、まず第1歩として、
評価できる本だと思いました。

本の最後の方に、3つの選択肢、
離婚、皇室を離れる、皇室を改革する、
が書いてあり、どれも難しいのでは、
ということでした。

私だったらこうする、という
しょうもない案はありますが、
今度お会いした時にでも、
おしゃべりしましょう。

では♪

Posted by ティー at 2007年02月24日 12:10
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